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【短編集】倉庫【雑多】

第13章 ヤナギ3(??前提トレイ)


「あれ?誰かいなかった?」
「トレイ先輩、いないね」
何人かの話声がする。
ドキドキと心臓が騒ぐ。
すぐ後ろにいるトレイさんもそうらしく、その鼓動が伝わる。
にやりと笑われると、そのままキスされた。
上半身がぐっと私に寄ったせいか、深く奥に入ったソレにいよいよ大きな波が襲ってきた。
「っ!っ!!」
そのまま頭がじんじんと音を鳴らすように痺れて、目の前に星がちらつく。
身体が痙攣しているのがわかる。
「見られてるかもしれないのにイっちゃったな…」
トレイさんが甘くそう言うと、羞恥心と絶頂の余韻で、中をぎゅっ、ぎゅっと規則正しいリズムで締めてしまう。
苦しそうにする先輩の姿が色っぽくて、私から抱き締めようと腕を伸ばす。
誰かの足音と話し声がやっと出て行ったようで、被されたジャケットを退かしてくれた。

大きなソファにうつ伏せに寝かされると、後ろからぐっと楔が私の弱いところに打ち突かれていく。
「あぁ…きもちぃ…きもちいぃ…よぉ…っ」
口から勝手に漏れていくはしたない言葉が恥ずかしい。
なのに止められない。
上下にトレイさんが動く度に、的確に擦られて、じんじんとした快感が波のように次から次へと襲ってくる。
「ふあぁ…!」
足先まで力が入ると、ソコをぎゅっと締めて、お腹がじゅくじゅくと熱くなっていく。
肌がぶつかる度に、水音が室内に反響する。
「あーあ、脱げばよかったな、俺までびしょ濡れだ」
「ごめん、なさ…ぁああ…!」
肩に腕を回され、余計に深く抉られていく。
「ああっ!!あ、あ、と、とれいさ、…!あっ!」
ぐっとお腹の奥が圧迫され、苦しさと一緒にまた甘い痺れが手足に走っていった。
じわじわと結合部分から水が溢れてしまって、革製のソファに水たまりを作っていく。
「ぁああ…!また、い、イ…!!!」
指先にまで力が入ると、トレイさんは私の腰を持ち上げてまた激しく律動を始める。
「だ、だ、だめ…だめですぅう、あぁぁ…!!」
「っ、何が、ダメ?」
「んううう、お、おかしく、なっちゃ…あぁ!!!あっ!!!」
また大きな波が襲ってこようとした瞬間に、芽を指で刺激される。
どうにも出来ない快感が更に大きく膨らんで、私を一気に襲う。
「ぅあぁああっ…っ!!」
びくんと一際大きく腰が揺れた。
タイミング一つ遅れて、トレイさんが苦しそうに呻くと、私の中にドクンと脈を打った。
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