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虹色の月【鬼滅の刃/ 短編集】

第7章 煉獄杏寿郎 □桃ノ花




「………そうか、では姫華。」
「はい。」


雫を拭うため触れた柔らかな頬は、桃色に染まっていて、可愛らしい。

「鬼の嫁になれ。」「…喜んで。」

なんと滑稽な申し込みだろうか。それでも姫華は目じりを下げてふんわりと桃の花の様に笑ってくれた。

___ こうして俺は、1人の遊女を娶った。





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