第2章 宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ
ちり紙を退かすとそこには
水で新しく浮き出た文字が薄らみえた。
「…これは……1本取られたわ。」
『まあ、俺達のこと心配してくれてたんだよ。』
そう言って顔を合わせると
なんだか自分達の葛藤がバカみたいで
くすくすと笑いが込み上げてくる。
水で浮き出たその文字は
【 いい加減くっついてください。
何年お互いに両思いしてるんですか?】
結局事の顛末は、
2人から別々に相談を受けている嫁達が
痺れをきらして引っ掛けた。
それだけのことだったらしい。
アホらしくなって大笑いしたあと
笑い涙を拭き目を合わせるとまた
クスっとお互い笑い合う。
『お前といると派手に楽しいわ!!』
「ふふ、私もっっ!!!」
2人で居るといつも楽しかった。
喧嘩しても何しても結局最後はこうやって
バカみたいに笑い合う。
『派手でいいな。』
「うん!派手派手だっ!!」
きっとこれからも、大丈夫。
2人なら最後はきっと大笑いだ。
ずっと一緒に笑ってようね。