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虹色の月【鬼滅の刃/ 短編集】

第2章  宇髄天元 (R18)□俺に抱かれる派手フラグ



「なんか…幸せだね。」
『あぁ、派手に幸せだ。』

「天元の………入ったね。」
『…派手に人間同士だから
ねじ込めば入るって…言っただろ?』

そう言えばテンパってそんな事言ってたね。
それにしては宣言通り派手にやさしかったけど。

そんなやり取りを2人とも思い出して
おでこをコツンとぶつけると
幸せな笑いが込み上げてくる。


『「ふっ、あはははっ!!!」』

『そりゃねぇよな、俺。
派手に馬鹿すぎて笑えてくる。』

「ふふっ、なんか胸張って言ってたもんね。
くくっ、可愛かったなぁっっははっ。」

ひとしきり2人で笑って
ゴロンと、仰向けに寝転がる。


『中身こんなんで、かっこ悪ぃけど。
派手に姫華のこと好きだから。
それだけは、分かってくれな?』

「ふふ、私も。
焦ると口悪くなるし誤魔化すの下手だけど
天元の事、いっとう好きだから。
それだけは信じていてね。」


それに2人でクスっと笑い。
仲良く湯浴みをして甘ったるい時間を
これでもかと言うほど堪能した。

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