【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第25章 強化合宿はじめます
し『男共が、羨ましいです。』
私も追いかけたい。
あんな風にと焦れったい恋愛を
してみたかったです。
は知らないですよね。
こんなに涙が溢れるくらい
私にとっては特別なんですよ。
し『だから早く馬鹿みたいに笑いましょう。
皆が仲が悪くなるのは……怖いです私。』
だからせめて安心させて下さいよ。
皆で騒いでる時だけは
この気持ちは自然と楽になるんです。
だからそれだけは私の安定剤として
何としても守り抜いていきたい。
柚樹さんが好きなのは本当ですが
貴方への気持ちを忘れるのは
まだ私には無理なんです。
し『私………まだが好きです。』
しのぶは最後にそう呟いてその場に
膝を抱えて座り込んだ。
手には親友と女だからという理由で
自分だけ特別な可愛らしい竹笛を握りしめて
少しだけ肩を震わせて涙を流す。
忘れるには随分と距離が近すぎる。
けれど離れることなどしたくない。
この辛さがしのぶには分かるから
皆にあんな提案をしたのだ。
結ばれなけばこれ程までに辛い。
柚樹への気持ちも確かにあるが
比重はまだがだいぶ強い。