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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第6章 相談役のお試験


□不味い朝食は不器用なSOS


「……むぅ。」



今日の朝食はとても不味い。

は基本料理上手だが、
何やら今日は様子が違うらしい。

卵焼きは焦げていてしょっぱく巻けていない。

味噌汁の具は個性的な形に切られ
出汁が入っていない。

米に関しては最早お粥である。





柚『うーん、目が死んでるねぇ……。』


「…死んでる…無いです。」

義『………死んでる無いって何だよ。』



は書物地獄に苦しんでいた。

目の下には立派な隈が出来て
唇はカサカサだ。

昼はきびしい鍛錬。
夜は部屋の書物を読み漁り猛勉強。

いくら強いと言っても人間。
睡眠不足には勝てないようだ。





柚『、もういいから、少し寝なさい。』

「…………寝なさい…無いです。」



むうっ、と眉間に皺を寄せ
クソ不味いはずの料理を何食わぬ顔で食べる。

やる気はあるようだが、明らかに限界など
とっくに超えているのだろう。


義『………ダメだこいつ。』

お椀と箸を取り上げ、
ひょいっと義慈が抱き上げる。

義『強制連行だ、お前。』

「…連行……………無い。剣…修行……ある…です。」

意欲は確かにあるようだが、
最早まともにも喋れて居ない。



柚『うーん、ダメだねぇ。
僕は仕事があるからを頼むよ、義慈。』

義『おー、任せろ。』


そんなやり取りをしていると義慈の腕の中にいる
が手が伸ばし柚樹の着物を掴んだ。



「柚樹…さん…………嫌い…ない、です…か?」

虚ろな目で、目をうるうるさせて柚樹を見つめる。





柚『んんんっ!!これは流石にグッとくるね!/////』

嫌いない、嫌いないよ !!
と珍しく頬ずりをする柚樹に引く義慈。

柚『仕事休もうかなぁ………。』

義『俺みたいな事を言うな…行ってこい。』

仕方ないよねぇ、離れ難いけど…。と、
愛おしそうにを撫でてから
柚樹は仕事に向かった。



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