【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第4章 ご報告に上がりました
義『、喜んでていいのか?』
手に1枚の紙を持ち、ヒラヒラと見せつける。
「……へ?」
義慈が持っていた紙を柚樹が覗き込むと
柚樹もクスクスと笑いだした。
柚『………あらあら、
やっぱり御館様は抜かりないですね。』
「…? なんですか、その紙。」
義『読んでみろ、たまげるぞ。』
ニヤニヤと笑いながらに紙を渡す。
「えーと……。」
へ
この部屋は可愛らしい僕の友人への贈り物だよ。
喜んで貰えると嬉しいな。
相談役としての知識に必要な物が揃えてあるので
熟読するように。
知識を身につけ、素晴らしい推測力、洞察力に
更に磨きをかけて欲しい。
産屋敷耀哉
追伸。
最終選別前に試験をしようね。
楽しみにしているよ。
「…試験の範囲って……。」
柚『この本棚全てだろうね。』
義『……俺ならここで、辞退するな。』
義慈は カッカッカッと、茶化すように笑う。
「……た、鍛錬を減らし………。」
柚 義『『 ダメ 』』
「ですよね…。師範、最終選別は何時でしたか?」
柚『3週間後だよ。』
「……おうふ。」
は窓から見える空を見つめた。
本は好きだが、
この量を3週間以内に読むのは
相当骨が折れる。
更にこんなに期待されていては
試験も外す訳にはいかない。
「ねぇ、さねみん。そちらの空も青いですか?」
もしかしたら御館様は鬼よりも怖いかもしれない。
とは現実逃避をした。
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鬼の出る山の中。
『は何してんだろぉなァ……。』
(あいつの事だ、何があっても
こなしちまうんだろうなァ。)
青い空の先で、実弥は事を考えていた。
『なぁ、そっちの空も晴天かァ?』
空に放った優しい声は、今は誰にも届かない。