【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第24章 時は止まらず動き出す
□ただいまとおかえり
「…ふ…ふあっ!!た、ただいまっっ!!」
宇『…。良かった起きたのか!!
大丈夫か?痛くねぇか?起きたのか、そうか。
柚樹さん呼んでくるからな。ちょっと待ってろ!』
ちょうど天元が交代した時に
はガバッと起き上がり
寝起きとは思えない元気さで叫んだ。
天元はそれに一瞬驚いたようだが
元気そうな姿をみて安心したのか
パタパタと柚樹を呼びに行った。
「……う、ぉお。…クラクラする。」
流石に3日も寝ていたのだ、
いきなり起き上がったせいもあり
目眩がしては額に手を当てる。
少しばかりその不快さと戦っていると
スパンっと扉を開けて柚樹が入ってきた。
柚『…!!
良かった……目が覚めたんですね。
ほら、急に起きあがらない。寝転びなさい。』
「……柚樹さん、ただいま。」
柚『………おかえり。
よく頑張りましたね。生きていて良かった。』
「……あ、え?…泣き顔、恐ろしく綺麗ですね。
なんか、女の私が恥ずかしくなるんですけど。」
柚『ほんとに…まったく…。
人の気も知らないで………呑気なんですから。』
「……ゆ…柚樹さんっ!ち…近いです!////」
目眩に頭を抑えていると
駆け寄ってきた柚樹がそっと横にしてくれて
おかえりを言いながらホロホロと泣き出した。
その顔があまりにも綺麗で、
素直に本音を口にすると優しく両手で
顔を包みコツンっとおでこをくっつけられる。
柚『………本当に、無茶するんですから。
どれだけ心配したと思ってるんですか。』
「……ごめんなさい。けど、生きてますよ。」
あまりの近さと綺麗な泣き顔に
少し照れたが、目の前に見えた目が
あまりにも優しい半月型になっていて
これ程まで心配させたのか。と
素直に謝ると、ぽんぽんと優しく頭を撫でてから
スクッと立ち上がりいつもの柚樹になった。
柚『ふふ、…それもそうですね。
さあ!ちょっと身体の確認しますよ。
天元君も手伝ってくださいね。』
宇『………はい。』
そう言われて天元はスタスタと動き出すが
心無しか元気がない。きっと安心して、
泣きそうなのを我慢しているのだろう。
静かにの腕を取り
無言で血圧計を付ける天元に
は優しく話しかけた。