【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
夢『今度はカナエさんだぁ。綺麗な人だよね。』
「あれ?夢はカナエさんがタイプかな?」
夢『………ちょっとね。綺麗なんだもん。』
「ふふ、ほんとに素敵な人だよ……って夢?」
夢『ん?なぁに?
…え、そんな青い顔してどうしたの?』
景気よく変わるみんなの様子に
楽しんでいただったが
突然あることに気がついて真っ青になる。
「…夢……人の入れ替わり激しくない?
まって。もしかして時間軸ずらしてる?」
夢『あ、ごめん皆が見たくて
ちょっと時間早送りしてた。…あ、止めなきゃ!』
「早送り!?……え。まあとりあえず…んと。」
夢『ごめん、今止めた。』
「…………えと何日、たった?」
夢『……あー。…3日位…かな。』
「…………おうふ。ダメだ起きなきゃ。」
夢にとっては時間の操作は普通なことらしい。
全く悪気はないようなので怒ることも出来ず
は少し申し訳なさそうにする
夢を撫でながら起きるね。と優しく伝える。
「夢……もしかしたら
少し忙しくなるかもしれない。」
夢『大丈夫だよ。僕待ってるから。
どうしても寂しかったら呼んでいい?』
「うん、寝ているときなら何時でも。
夢、大好きだよ。いつもありがとうね。」
夢『僕も…大好き。いつもありがとう。』
いつも2人はこう言ってお別れをする。
の秘密の友達は
とっても不思議で寂しがり屋の男の子。
彼女にとって恩人でもあり
友達だちでもある優しい男の子は
何時でも彼女の幸せを願っている。
初めて存在に名前をくれて、
いつも傍で自分を認めてくれる唯一の人。
母を知らない夢にとっては
名をくれた時から母のように思っている
とっても大切で大好きな、あったかい人。
生まれ変わって人になり
彼女の”本当”の子供になりたいと
静かに願っているのは秘密の話のようだ。
人間になりたいなどという戯言を
神は口にしてはいけないのだから。
夢『(願うだけなら……許してください。)』