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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第23章 眠れる皆のお姫様


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今日は満月。

真夜中を過ぎる頃
その光は優しく窓からふたりを照らす。

知っているだろうか、月の力は
人の心身に大きな影響を及ぼすことがある。

もしかしたら、この笑えるほど照れ屋で
鈍感な2人がお互いの想いは同じだと
何故か今日だけ、はっきり認識しているのも
もしかすると満月力のせいなのかもしれない。



「(本当はすぐにでも貴方の物になりたいけど
もう少し強くていい女になるまで待ってね。

まだ貴方の隣を女として歩く時じゃないし
そもそも私は、そんなに自信が無いのよ。)」


こんなにも愛されているのに、
この姫様は中々に貪欲だ。
謙虚なフリしていつも男を躾あげてしまう。


実『(の性格を考えると
どの道、鬼を消しつくすまでは
絶対、恋仲にはなれねぇんだろうなァ。
本当に早くこの地獄終わらねぇかな。)』


口では自分は不躾とは言うものの、
キチンと躾られたこの男は何時までも
強引にことを進めるなどしないのだろう。


満月の力で素直になっても、
2人は結局いつもの2人なのだ。


焦れったくて仕方がないから、
少しばかりこの満月にお願いをしようと思う。



”2人の優しい夢が早く叶いますように”



大丈夫、きっと2人は強くなれる。
そして後は、きっと当たり前の様に進むだろう。

姫様の心を他の男が攫って行かない限り。



実『(……頼むからそれまで…。
誰にも靡くなよ?取られるのだけは
俺、本当に勘弁だからな。)』


彼の恋路はやたらと敵が多い。
しかも強敵ばかりが首を揃えている。

これまた失わない為の戦いたいなのだ。


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