【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
実『、早く起きろ。
どうせお前は引っ付いてくるんだろ?
なら心配させんじゃねェ。責任取れ。』
真夜中姫様の想い人は怯える
俺はお前を失うのが怖いと
失いたくないからこれ以上大切に思いたくないと
その優しすぎる怯えをほんの少し零した。
それでも気にせず笑う彼女は
そんな想い人の気持ちに気づいているから
いつも無理にでも傍にいて離れない。
閉じ込めてしまいたいそう思っても
眠る彼女を見ている彼はそれすらも
出来ないほど、この姫様の幸せを願っている。
2人はとてもよく似ているから
お互いの本当の幸せが何か、
自然と分かってしまっているのだろう。
結局揃いの2人はいつでも隣り合わせなのだ。
男は眉を下げながら願いを心で呟く。
これだけ怯えさせたんだ、
責任とって俺を幸せにしてみせろ。
それが分かっている女は、クスっ笑って
これだけそばに居るんだから
いい加減自分が幸せだって受け入れなさい。
と心の中で返事をする。
結局のところそれは
唯の男と女の普通の恋の話なのだ。