【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第23章 眠れる皆のお姫様
□夜を超えて姫様の両親は微笑む
( 桐生柚樹・桐生義慈 )
【 君が生きていればそれでいい。】
柚『……良かった…。やっと安定した。』
明方、やっと安定したを見て
柚樹はホッと胸を撫で下ろす。
その様子を布団の中からチラッと義慈が見て
静かに声をかけた。
義『……今度こそほんとか?
そいつもう誤魔化してねぇ?大丈夫か?』
柚『数値は誤魔化せません。大丈夫ですよ。』
義『………良かった。本当に大丈夫なんだな?』
の病室は別にしようとしたが
今日だけは絶対一緒に居ると言って聞かない
義慈を しっかり休むこと と、約束させて
仕方ないので同部屋にした所この有り様だ。
心配で仕方なかったのだろう。
のそのそと起き上がりの周りを
まるで犬のようにクルクルと回っている。
恐らく、確認をしたいのだろう。
ここに来た時の事もある。とひたすら
覗き込み続ける姿に柚樹は溜息をつく。
が治療したとはいえ、
右目は網膜がまだ傷付いており眼帯。
左足は普通なら動けないほど酷い傷。
左腕もまだ明らかに痛々しい。
しっかり義慈も重症なのだ。
柚『…どんだけ疑うんですか。本当ですよ。
それに貴方は充分重症です。いい加減寝なさい。』
義『…無理。流石に無理だ。
が治してくれたし俺は大丈夫だ。』
柚『………はぁ。仕方ないですね…
ほら、コレを自分で確認しなさい。』
義『……いや、見方わかんねぇ。とりあえず
お前の言葉を信じる。…良かった。』
このままでは埒が明かない。と
治療のデータを渡すが、どうやら
見方がわからないらしくまだ確認している。