【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第22章 上弦の鬼という存在
「…邪魔じゃない。鬼は悲しいだけだよ。」
睡『戯言だ。お前にも見えているじゃろう?
あの滑稽な姿…。弱い人間のままでは息子1人。
わらわは………守ってやれなかった。』
静かにただの説明のように淡々と語る睡蓮。
場面が変わったその先は、青年になった息子が
4、5人の男達から母親を守ろうと刀を向け
戦い簡単に殺されてしまう。そんな惨劇が
繰り広げられていて、母はその亡骸を守ろうと
するが何かしら病気なのだろう…布団から
出ることすら出来ず、起き上がれもせず。
息子に手を伸ばしながら涙をながしている。
「確かに、守れなかったかもしれない。
苦しかっただろうし、人が憎くて堪らなかった
だろうね。それは私も否定しないよ。」
睡『人わ浅ましく弱く醜い。
鬼の方が……純粋で強く。そして死なぬ。』
憎かった。息子を殺した人間が。
悔しかった。動くことも出来ない弱い自分が。
例え、一時のまやかしでもいい。
その時だけでも良いから強くなり、男達を倒して
息子にだけでも生きて欲しかった。
「そうだね。人は確かに醜い部分もある。
けどね、鬼になった貴方が強いのは、
この優しい想いが人一倍強いからなのよ。」