• テキストサイズ

【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話




「うん!綺麗に治りましたっ!!」

ほら、こうやって。
優しく傷のあった腕を確認されるだけで
ドクンッと情けなく心臓が高鳴るんだ。

義『俺が後10歳若けりゃなぁ。』
「皆と同じ歳くらいですか?」

義『そだなぁ。2 3個上くれぇか。』
「絶対可愛いですね、チビ義慈さん。」

想像でもしたんだろう。
クスクスと楽しそうに笑う。

こいつが家族の殺された部屋で笑った時
あんな酷い有様の部屋なのに
光がさしたようで、とても綺麗に見えた。

義『お前、本当に変わったよな。』
「柚樹さんもそれよく言ってくれます。」

あの笑顔がそう見えた原因なんて
傍で成長を見てれば直ぐに分かる。

義『笑い顔以外、仮面みたいだったのにな。』
「仮面、ですか?」

愛想は良いし礼儀正しいが
表情に心が見えなかった。
あぁ、照れてる時位か感情が見えたの。

義『照れる時と笑ってる時以外
お前からは何の心も見えなかった。』

「あー、けど確かに。どういう顔をすれば
良いのかはしっていましたが、あんまり 心
って物は豊かじゃ無かったかも知れません。」

仮面の様にお行儀の良い表情を
ひたすら貫くこいつが、笑った時だけ
本当の姿を見せてくれた様で…それが
酷く特別に感じたから。妙に惹かれたんだ。

だからあんなに綺麗に見えたんだろう。

/ 1763ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp