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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話



宇『…。』
「ん?なぁに?」

名前を呟いただけで幸せになるんだ。
お前が幸せならそれでいいんだ。

宇『なぁ、もう1回口付けさせてくれよ。
……それで、諦めるから。』

地味だな、俺。
ほんとに地味だ勝てる気がしねぇわ。


「………。分かった、内緒だよ?」


なあ、それは誰に内緒なんだ?
やっぱり不死川か?お前大好きだもんな。

黙って目を閉じる姿に
ぐじぐじと心の中で問いかける。

まあ、いいか…これで。
勝ち目もねぇし…もうコレでキリを付けよう。
まだ残念賞あっただけ良いじゃねぇか。

そう念じるように思って、
少しづつ顔を近づける。

長いまつ毛とか白い肌とか
赤い唇とかふわっと香るいい匂いとか。

何でも簡単に背負っちまう困った所も
少しズレてて危なっかしい所も。
全部が、好きでどうしようもないんだ。

優しすぎんだよお前は、だからほっとけない。
だから幸せにしたいと思うし、幸せになって欲しい。
だから強くなろうって思ったんだぞ?


宇『(駄目だなほんとに好きだ。
めちゃくちゃ可愛い…………。)』

あと数センチなのに進めない。
どうしても終わるのが嫌だ。
やっぱり……諦めるなんてできねぇよ。
うだうだすんなそれが1番良いんだよ。

俺の中で色んな言葉がぐるぐる回る。

_____________パチッ。

余りにも時間がかかりすぎたのか
の目がパチリと開いて、
俺の目と真正面から見つめ合う。
何故かそれだけで涙も消え失せて、
変な葛藤も吹っ飛んだ。

宇『いいや、口付けなんて要らねぇ。』
「…そう。わかった。」


冷静に考えりゃ簡単にわかる事だった。
悩んでたのが嘘みたいだ。無理に決まってる。

当たり前だ、お前が俺を男として見てなくても
結局は俺の世界はなんだから。
この目を見ちまったら、結局毎回そう思うんだから。

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