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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第1章 夢の世界へ。


□時限の狭間


真っ白で何も無い、だだっ広い空間。
足元には雲のような霧が薄く膜を貼っている。

そこにぽつんっと桃色の球体が浮かんでいた。

「い、たた……え。なにここ。」

桃色の球体は声を発しながらフラフラと
白い空間を彷徨う。

「なんか、1つも意味がわからないんだけど、
なにこれ夢?というか、体が無い……?」

『ここは世界線の狭間だよ。』
「世界線の狭間????」

つんつん と指で球体を弾いて遊びながら
小さな子供が話しかける。

『まあ、言わば身体の交換所かな。』
「なんか、どっからツッコミすればいいのか…」


『とりあえず、意識ある状態で長くここに居ると
魂が記憶障害起こすから飛ばすね?』

「…え、と。…わかった。 」

『本当は意識が戻る前に飛ばすんだけど
君は物凄く目覚めが早かったから。』

「そうなんだ。」

『よっぽど心が綺麗なんだね。』

「そりゃないよ(笑)」

『魂の純度が高いほど魂の目覚めは早いんだよ。』

「んー、よく分からないけど…
君はずっとここに1人なの?」

『?そうだよ?』

桃色の球体はふよふよと移動して
少年のほほにくっついた。

「一緒に居ようか?それでもいいよ??」

『へ?』

球体はクルクルと少年の周りを浮遊する。

「話し相手くらいなれるけど?」

子供のの鼻先に つんつん と球体が触れていると
ふっと微笑みを浮かべ
そっと球体を小さな手で包み込んだ。

『いってらっしゃい、。』
「え、ちょっとまって!!!!!」

パーンっと目眩がするような光が
2人を中心に四方に広がった。


「つまんなくない?1人って。ねぇてば!!!」
「ねえ!!」
「私なんかでよければ、一緒にいさせてよ!!」


『私なんかって言わないで。
君にはとっても価値があるんだよ。』


「1人になっちゃダメだよ!ねぇ!!
(やばい…意識が……。)」






「(私はなんでもいいんだよ。
けどどんな人でも誰か近くに居ないと、
気が狂っちゃうよ……。ねぇ………。
誰にも寂しい思いなんてしないで欲しいの。)」


はそのまま意識を手放した。




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