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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第21章 君が好きだと言う話


実は杏寿郎の好意には
流石に気づいていたが、
その面に関しては、あまり好ましく
思っておらず、少し困っていたのだ。


「(ギャップ狙ってる感が凄かったから
ちょっと困ってたけど、なんて言うか…
素直に来られると……。そもそもが好きだし。
かっこよすぎて、マジで心臓もたない。)」


どくどくと脈打つ心臓を手で抑える。
その姿を見てしのぶは心底驚いている。


し『……穴の中で一体、何があったんですか。』

「私の中の杏寿郎像が男として
完璧に仕上がりすぎてて辛い。」

し『あれ?いや………。
これ、何か違いますね。』

「はーーーっっ!!マジ尊いっ!!!
そもそもが、ギャップの塊なのに
それを素でやられるとマジ尊いっ!!
可愛くてかっこいいとか最強かよっ!!」

今度は土下座の様な格好で地面を叩き出した。


「ちゅっ。て!!めっちゃ可愛い接吻した!
何あれ、滅茶苦茶かわいいっ!!
あの繊細な感じなんなの!?わけわからん!!
くそうっ!!だけど、かっこいいっ!!!!」

し『…?煉獄さんは、
あなたを女性として好きなのですよ?』


何だか見たことがある様子に
恐らく物凄く頑張ったであろう杏寿郎を
想い、ハッキリと教えてやる。


「そうっ!!そんな感じで言われたのっ!!
可愛いよね!もうっ!!思春期万歳っ!!!
ビバ!私得っっ!!!!」


キリッとそう叫ぶと
まってーっと先程走り出した3人を
追いかけ出す。


し『…し、思春期万歳ぃぃっ!?
何とか想いは伝わったようですが………。
なんかまた微妙にズレてますよね!?ねぇ!?』


ーっ!!それではあまりにも、
煉獄さんが可愛そうですっ!!!!!
お願いだから、自分も10歳だと思い出して
くださーーーーいっっ!!!!!


しのぶはそう言ってを追いかける。
彼女が支心亭に着く頃にはきっと。


「杏寿郎っ!」
杏『元気いっぱいだな!!どうした!!』

勢いよくが杏寿郎に飛びついて
それを笑顔で受け止める。

そんな、いつも通りの2人と、
接吻したのが事実らしい事に固まる2人に
遭遇する事になるだろう。







小さな炎の戦いは
ほんの少しだけ火力が増して、
新たな戦いの火蓋が切って落とされた。


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