【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第21章 君が好きだと言う話
あとはそうだな。
沢山ありすぎて話しきれないが
いつもの隣は心地よい。
素直になれる。
ギャーギャーと騒ぐ俺たちを
母のように見守る姿。
かと思えば無邪気にじゃれてみたり
やたらと色っぽい仕草をしたり
いたずらっ子のように笑ってみたり
父上の言っていた 麻薬の様な娘。も
宇髄の言っていた 万華鏡。 も
他の男の印象だと思うととても悔しいが
残念ながら、とてもよく分かる。
コロコロ変わる雰囲気や表情が
飽きることなど許してくれず、
どうしても手放したく無くなるのだ。
杏『俺はどうにもが好きらしい。』
穴から上がりニコリとそう言ってやるが、
今度は顔を赤くしてくれないらしい。
全くにこの娘は、本当に思い通りにならない。
「………杏寿郎太陽みたい!!」
それはこっちのセリフだと
言ってやりたい様な笑顔で飛びつかれる。
「夕陽背負ってて、
本当に太陽みたいだったの!!」
また阿呆な事を言っている。
けれど、それがどうしても愛おしい。
杏『そうか!!俺は太陽か!!』
「うん!太陽!!わっしょいっ!」
けれど悪い気はしないから
一緒に騒ぐことにする。
実に楽しい、本当にわっしょいだ!!
杏『俺は諦めんぞっ!!!』
「ふふ、覚悟しとくよ。」
そう言うと俺の手を引き、
すっかり待たせていた皆の所へと
腕引いて連れていかれる。