【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第3章 幼い風との武者修行
…ダメ元でやってみよ。
は打ち込みをやめて
そっと目を閉じた。
スーッと息を吐き出し、
瞳に神経を集中させる。
_______パチっ。
「オーラ…見え、ちゃっ…た。」
身体に薄くピンク色の膜が張っている。
(…私、念使えてたんだ。)
「…次は……。
(拳に集中…して…)…はっ!」
___________ドガッンッ!!!!
「う、うわぁ!?」
『!?どうしたっ!!!!』
物凄い爆発音と共に砂埃が立ち上る。
慌てて駆け寄る実弥だったが
砂埃が落ち着いて見えたのは
真っ直ぐ拳を伸ばしたと、
木っ端微塵に砕け散った可哀想な大樹だった。
ギギギッ。と効果音が着きそうなほど
ぎこちなく実弥の方へ顔を向ける。
「さねみん…新しい技?…出来たみたい。」
『…お前、これはどうやったんだァ…?』
「…拳に集中して……『集中してェ?』…。」
「…………ぶん殴った。」
『……。(俺、こいつより強くなれる自信が
無くなってきた。)』
出来てしまった事に呆然とすると
規格外の強さをまた見せつけられ、
唖然とする実弥はその場に立ち尽くしていた。