【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第15章 教え子ができました。
「天元も派手でキラキラしてるよ?」
凄く綺麗だよ?と邪気のない顔で言われて
素直にお礼を言おうと思ったが
何となく本心が口に出た。
宇『俺は顔こそ派手だが、
中身は地味な野郎だよ。慎重っていえば
聞こえは良いが保守的でめちゃくちゃ地味だ。
お前らみたいに突き進むのは苦手だし、
他の人のために命をかけてなんて、
到底思えないからな………。』
俺も俺で変わるつもりは無いが、
お前らの考え方は穴蔵で生きてた俺には
ちと羨ましくて、眩しいんだよ。
だから綺麗じゃねぇよ。と
2人の頭を撫でてやるとムスッと
お揃いのふくれっ面をされる。
宇『な、なんだよ。』
杏『俺はその慎重さが自分にはなくて
今日死ぬほど悔しい思いをしたのだぞ!!』
「命をかけて他人をなんて、
私、今は思ってないよ!!!!!」
2人があまりにも真剣なので
そんなにか?と驚くが
2人の口は止まらない。
杏『お互いに違いを認めあったのではないのか!!
お前は俺より優れた所が沢山ある!!
嫉妬するほどにだ!!それでも自信が無いと
自分を卑下するのは俺への侮辱だぞ!宇髄!!』
「大切な人達を守りたいって
思うのも当たり前だし、
皆その為に生きたいと思ってるの!!
自分の命を無下死に急いでる訳じゃない!!
それに天元だって、危ないって分かってても
変わるために命かけてここまで来たんじゃない!!
自分の覚悟を否定なんてするな!!」
捲し立てられるように言われた
2人の熱い言葉は否定なんて出来ないほど
スっと心に響く。
宇『そうだな、俺は派手で!!
頭の回転が早い勇敢な男だ!!!』
そう言って笑ってやれば
そうだ!!そうだ!!と
またキラキラと目を輝かせる。
不思議と今度は居心地は悪くない。