【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第15章 教え子ができました。
「杏寿郎の目は
意志の強い良い目だよね。」
ふっとそんなことを呟く。
宇『ん?あぁ、眼力半端ないよな。』
ジーッと見つめられた時の目を思い出し
確かに意志の塊の様な目だったなと思い
そう返事をすると、杏寿郎が珍しく
しゅん と項垂れてしまった。
杏『よもや…2人もそう思うのか?』
「あれ?どうしたの?」
こちらは褒めたつもりなので
落ち込む理由が分からず問いかけると
自信なさげにつぶやいた。
杏『その、俺の目は 強すぎて怖いと
思われる事が多いらしくてな…。』
いつもなるべく目線を外して
話すようにはしてるのだが……。
怖がらせてしまっていたらすまない。
そう言って苦笑いを浮かべる顔は
何とも痛々しい。
「私はその目大好きだけどなぁ。」
杏『怖くないのか?』
「怖いわけ無いでしょ?
杏寿郎が優しくてかっこいいの
私ちゃんと知ってるもん。」
杏寿郎の目、とっても素敵だと思ってるよ!
と素直に伝えてやればパァと太陽のように
うれれしそうに微笑む。
杏『心が晴れた!!が
そう思うのならそれでいい!!!』
「ふふ、良かった。」
そんな2人に何か犬と飼い主みたいだなぁ
と思いつつも仲間外れは癪だと声をかける。
宇『意思のない目なんて男して塵だ。
いいと思うぞ、ド派手な色してるしな。』
杏『宇髄っ!!!』
「天元っ!!」
宇『あ、あぁ、俺は宇髄天元だが…。
そんなキラキラした目で見るな。
嫌じゃないが………めちゃくちゃ眩しい。』
キラキラと目を輝かせる2人に
何となく居心地の悪さを感じる。