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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第15章 教え子ができました。




杏『知らぬなら教えてやる!!!
文の末に 送り詩を載せるのだ!!』

宇『ほう、そりゃ風流だな!!』

「え、素敵。」

予想外のロマンチックな答えに
それは良いと絶賛すると
自慢気に語り出した。


杏『俺や父上の文が業務連絡の様だ。と
腹を立てた母上が教えてくれたのだ!!』

宇『ああ、想像出来すぎて笑えるな。』

「それも杏寿郎らしいけどね。」

2人でクスクスと笑うと
失礼だな!!評判は良いのだぞ!!
とふんぞり返る。

しかし瑠火さんも、センスが良い。
無機質な手紙の後、
恋の詩が唐突に載せられていたら
女ならグッと来ること間違いなしだ。


宇『ん?評判が良いって
やった事あるって事か?』

「はっ!そうよね!!教えてよ!」


師弟関係は隠し事なしなのよ!!
とグイグイ詰め寄ると
うむ!!と照れもせず言い放つ。


杏『お断りする時に 悲恋の詩 を載せると
抱いてくれとせがまれるぞ!!!!』

もちろん断るがな!!
不快にはなっていないのだろう!!!
皆頬を染めて嬉しそうに泣くぞ!!!

そう言う杏寿郎にあんぐりと口を開ける。


「うわ、めっちゃ女泣かせ。」

宇『いや、合ってるが。…そうじゃねぇ。』


思わぬプレイボーイっぷりに
こいつは危険だと若干引き気味に答えると
スっとの頬に手を当てて目を細める。


杏『俺はだけに、
思いの丈の篭った詩を送りたいと、
そう思っているんだ。』

だから他の者には同じ詩しか
送らないのだぞ?

そう言う声はいつもの快活な声ではなく
沈む月のように静かでなんとも色っぽい。


「振られる予告って初めてされた…」


先程の話を引きずっているのだろう

まあ、ある意味忘れられないわよねぇ。
それもそれで素敵なのかも…。
と、見当違いな事を呟く。

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