【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第15章 教え子ができました。
柚『まさに理想の指導者だね。』
義『も、よく頑張ったぞ!』
出来はとんでもなく良いが
初めての本格的な指導。
も緊張してたのだろう。
手合わせ前のピッと背を正した
可愛らしい姿を思い出して
師範2人はめいっぱい撫で回してやる。
「へ、へへ、本当は震えるくらい
緊張してたんです………。」
そう言って2人の手の温かさに
安心してホロホロと涙を流す。
自分が指導などしていいのか?
こんなに、偉そうにしていいのか?
自分に自信が無いにとって
ただの楽しい手合わせでは無かったのだ。
嫌われたらどうしよう。
これからの2人に間違った影響を与えたら。
本当はそんな不安でいっぱいだったのだ。
柚『うんうん。よく頑張ったね。』
「…ふ、ふえぇぇ。」
義『お、おいそんなに泣くなよ!』
優しく抱きとめる柚樹。
ワタワタと頭を撫でる義慈。
そして自分たちの事を考えて
涙を流すほど不安だったのに
それを必死で隠していた。
その姿を見て杏寿郎と天元は顔を合わせる。
どうやら考えていることは同じようだ。
杏 宇 『『!!』』
「…っふ……?」
2人の活気のいい声に顔を上げると
目に映るのは隣合って正座する2人。
杏『俺はどんな事を言われても!
例え天地がひっくり返ろうとも!!
と共に戦おう!!!!』
宇『元よりに貰った世界だ。
今ここで改めてお前と一緒に歩み、
お前を支え続けると誓う!!』
杏 宇『『。
俺たちの師範になってくれ!!』』
「…………へ?」
突然の出来事に涙も引っ込み
間抜けな声を上げる。