【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第13章 派手な男になるまで
□嵐の想い
柚『己に慢心せず、気をつけて
任務に当たりなさい。』
義『寄り道せずに帰ってこいよ!!』
「はい!行ってきます!!」
嵐『早くシロ!!!小娘っつ!!!』
「分かった、分かったよっ!!」
煉獄家から帰宅した翌朝、
タイミングを見ていたかの様に
嵐から任務を告げられたは
バタバタと目的地へと向かう。
嵐『歩くなー!!飛べーーっ!!』
「無理だよー!!走るから許してー!!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぎながら走るは
ふっと疑問を持った。
「嵐は何で、何時もそんなに急かすのよ!!」
そう聞くとギロリと睨みつけられ
ヒィッ!!と小さく悲鳴をあげると笑われた。
嵐『お前の1人前の鬼殺隊士はな、
目的地に着いた時に既に殺されて喰われた後の人間を何回も何回も見つけたんだ。』
「…間に合わなったのか。」
嵐『そうだ、足の遅いやつでな!
自分がチンたらしてるうちに
皆、殺されちまったんだよ。』
そう言いながら先導する嵐の目は
真っ直ぐ前を見る。
嵐『段々それで気を病んで。
最後は気持ちを喰われて自分で死んじまったよ!!』
「……嵐。」
嵐『俺に出来ることは、伝える事と
急かす事だけだ!!早くしろっ!!』
そう言って速度を上げる嵐について行く。
「ふふ、急がないとね!!!」
嵐『そうだ!必要だから呼ばれてんだ!!!
ととっとと飛べ小娘っ!!!!』
「飛ぶのは無理!!!」
けど急ぐっ!!
そう言うの顔は笑っていて
目の前の凛々しい鷹の優しさをやっと理解したようだ。
嵐『(もう、あんな辛そうな顔
誰にもさせたくないんだ。)』
優し過ぎて気を病んで自ら死んでしまった
昔の相棒を思い出しながら、
この小さな隊士にはそんな思いをさせないんだ。
と固く誓う嵐だった。
「(乱暴な性格は元々っぽいけどね。)」
嵐『ニヤつけるなら速度上げるぞ!!!』
「え、ちょ、まってよ!嵐ーーっ!!!」
すれ違う人は2人の速度に
目を丸くする暇も無かったとか。