【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
槇『これで終わりだ。』
「はい、終わりですね。」
そう言って2人は息を整えながら同じ構えをする。
その目は最早、訓練や鍛錬の類の目ではない。
戦いを楽しむ戦闘狂の様な目をしていた。
杏『…こ、このままでは死人が出てしまう!!!』
その構えに覚えがあった杏寿郎は
2人の戦いに唖然としていたが、
本気になっている2人に恐怖心を覚える。
槇 『「いくぞっ!!!!」』
同時に叫ぶ2人はまるで
左右対象の鏡のように同じ動きをする。
杏『!父上!!待ってください!!』
必死で駆け寄るが
危ないからとだいぶ遠ざけられていた
杏寿郎はどちらにも届きそうにない。
杏『ダメだ!!ほんとにダメだっ!!!』
叫び走るが目の前しか見えていない2人には
声が届かない。
炎の呼吸 玖ノ型
槇 『「煉獄っっっ!!!!」』
ぶわっ!と巻き上がる風と気迫の炎に
吹き飛ばされる杏寿郎。
確認するにも砂埃が酷すぎてよく見えない。
杏『………っ!!!』
砂埃が落ち着き2人の姿が見えてきたが
何やら様子が可笑しい。
杏『父上っっ!!!!』
そんな中でも父親が膝をつくのだけは
不思議と見えてそれに駆け寄ると
状況がやっと見えてきた。