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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第12章 炎の意志と呼吸


□炎の呼吸

槇『一目で覚えるどころか、
杏寿郎が来る前に完璧に仕上がってしまったな』

そう言うとは気まずそうに苦笑いする。


今日は朝から炎の呼吸の指南を受けていた。
昼までに、と時間を取っていたのだが
馬鹿力で意外と熱血なと
炎の呼吸は相性良かったのか、予想以上の
出来栄えで早々に完璧に仕上がってしまったのだ。



槇『それがお前の呼吸なのだ。誇りなさい。』

素晴らしいぞ。
と頭を撫でてやるとは嬉しそうに微笑んだ。


「この後はどうしましょうか?」

槇『ふむ、そうだな…。』

思ったより早く終わってしまったので
どうしたもんかと悩んでいると
袖をクイッと引っ張られた。


「あの…。杏寿郎は大丈夫でしょうか?」

本当に心配なのだろう、
眉を下げる姿になんと答えればいいのか
頭を捻るがうまい答えがみつからない。


槇『大丈夫だ、心配ない。』

事実は流石に言えず、うまい言葉も見当たらず
心配そうな顔はそのまま。
自分が口下手なことを久しぶりに悔やむ。

「私、年下なのに散々偉そうに怒ってしまったし、
嫌がってるのにくっついたりして、
嫌われてしまったのでしょうか………。」

扉開けてくれなかったし…。
とポソリと悲しそうに呟く姿に

違うんだ、むしろ逆だ。
というか扉を開けられない原因は
お前だがお前じゃない。

と言ってやりたいが、流石に息子の名誉に関わるので
うーんと、口篭る。

槇『嫌いなら嫌いとあの性格ならハッキリ言うだろう。』

お前も初対面でそれは知っているだろ?

と言うと
女子の形をしているのかと心配だった!!
と悪気なく言い放った杏寿郎を思い出し
ふふっと笑う。

「確かに、そうかもしれません。」


少し良くなった顔色にほっとする。


槇『むしろお前のことは好ましく思っていると
今朝言っていたぞ。(それはもう全身全霊で。)』

それでも気になるなら聞いてみろ、
杏寿郎は真正面から言わんと分からんからな。

そう精一杯の息子のアシストをすると
はい、来たら素直に謝ってみます。
とニコリと答えられた。

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