【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
□炎柱煉獄槇寿郎
ピリピリとした空気が道場を包む。
槇『遠慮はせんぞ。』
「私も遠慮しません。」
そう言う2人の瞳はギラギラと光っている。
槇『いつでも来いっ!!!』
「はいっ!!」
そう言うと同時にグッと踏み込み
ガツンっ!と木刀がぶつかり合う。
すると ぶわっと目に見えないはずの気迫が
2人を取り巻いていく。
槇寿郎からはメラメラと燃える赤い炎
を包むのは真っ黒な地獄の様な炎
杏『……凄い。』
その様子に目を見開く。
こんなにもこの2人は遠いのか。と
この一瞬だけでも自覚するしかない。
杏『(自信を失うな!自分に負けるな。)』
先程言われた言葉たちを繰り返し思い出す。
杏『(今は届かぬとも、諦めぬ!!
…自分を信じるんだっ!!!)』
そう誓い、何か1つでも手に入れようと
2人の戦いを食い入るように見る。
ゴゴゴッ、という地を這う音が聞こえてくる
ぶつかり合う速度は常人の目で追えない。
槇『……まだまだぁ!!!!!』
「……ぐっ!!!!(重いな流石に!!)」
槇『……ぁあ!!(どうする…。でかい一撃はこいつには通用しない、いなされて終わりだ。壱ノ型の様な単純な踏み込みだと力で押せたとしても見抜かれれば逆に使われる…っ!連発した所で速さではでは勝てんっ!!威力で押すだけでは1太刀も当てられぬ。 基本的に反撃を待つ戦法の…。
残されているのは…………。)』
「………やぁ!!(今槇寿郎さんは思考を巡らせてるはず、動きが大きい一撃なら見切れれば利用出来る。しかしそれはバレてるはず、威力で押し切ろうなんて
カウンタータイプの私にそんな悪手打ってこない、
そしたら残されてるのは………………。)」
槇『………ゆくぞっ!!!』
「…………負けませんよっ!!!」