【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第12章 炎の意志と呼吸
そんな賑やかなやり取りを見て
槇寿郎は額に手を当てため息をついた。
槇『(この可愛い物体達を
今から怒鳴り散らさないとならんのか、俺は…。)』
辛い、なかなかに辛い。どちらかと言うと愛でたい。
そう思う親バカ槇寿郎だった。
杏『やはり可愛いらしいではないか!!』
「うぅ…。///(顔が、顔が良いよぉ…。)」
親の心子知らず。
の顔が余程気に入ったらしい
杏寿郎は至近距離で見つめ続け
それに真っ赤な顔をして照れている。
子供同士のそんな様子は実に可愛いらしいが
どうにも収集が着きそうにないその状況に
時計に目をやり仕方ないなとため息をつく。
槇『…はぁ。時間もちょうど良い。
これから昼食にしよう。それを台所に持っていけ。』
杏 『「はいっ!!」』
元気よく返事をして、
さつまいもと手料理を抱え2人は台所へと向かう。
そうすると図ったようようにスっと襖が開き
千寿郎を抱いた瑠火が現れた。
瑠『どうです、嫁に。』
槇『……瑠火……その問は色々ズレてないか?』
瑠『どうですか、嫁に。』
槇『……………そうだな、そうなれば良いな。』
杏寿郎の人の話を聞かないのは
絶対に瑠火譲りだ、と密かに思う
槇寿郎なのであった。