【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第11章 最重要機密事項
□産屋敷耀哉の秘密。
御館様の御屋敷に行くと中庭へ案内された。
そこにはいつかの様にお茶をする
スペースが作られていて、何となくわくわくする。
産『、変わりないかい?』
「はい!ご報告が遅くなってすいません。
耀哉様もご健勝でなによりです!!」
そう挨拶をすると、優しい微笑みで返された。
産『合格おめでとう、。
これは僕からのお祝いだよ、受け取っておくれ。』
無事でよかった、と渡されたのは、
両耳でデザインの違うピアス。
片耳は赤い1粒の宝石。
もう片方は赤い宝石から
透明のしずく型の飾りが2つ垂れている。
品が良く、とても美しい。
「ありがとうございます!とても綺麗です!」
素直にそう言うと、そっと頬に手を当てられた。
産『女性に身につけるものを贈るのは初めてなんだ。喜んでくれたかな?』
「え、えと…。はい!もちろんですっ!/////」
何とも色気のある仕草に頬を染めると
いたずらっ子の様に微笑まれる。
産『ふふふ、目が見えるうちに可愛らしい顔が
見れてよかった。』
そう言われハッと額を見ると
先日よりも痣が広くなっていることに気付く。
「お加減、あまり宜しくないのですか?」
そっとそれに触れながら聞くと
触れている手を取られ撫でられた。
産『そうだね、進行は防げていないから
視力を失うのも時間の問題かもしれない。』
「……そうなのですか。」
なんとも言えず遠慮がちに呟くと
気にする事は無いよ。と優しく言われる。
産『その耳飾りは僕の目で選べたんだ。
君に似合うと思って…。
それだけでも幸福なことだと僕は思っているよ。』
「耀哉様………。/////」
今日の御館様はやたらと距離が近い。
なんというか、グイグイと来る感じだ。