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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第28章 幸せな日常




「………あぁ!?………壊れたぁ…!!!!」

実『……阿呆ォ…んな速度で走るからだ。
何でそういう所は馬鹿なんだろォなァ……。』

「………紙と棒切れになっちゃった。」

綺麗に壊れた風車を持って、はドボドボと歩く。


実『…オィ、何時まで落ち込んでんだよ。』

「だって……初めて買ったんだもん。風車。」


丁度支心亭に着いた頃、あまりにも落ち込むに実弥が__スっ。と腕を差し出した。

実『………貸してみろ。』

「…………え?治せるの?」

縁側に工具を持ち出して、カチャカチャと作業を始めた実弥をが興味深そうに見つめる。

「………何か慣れてるねぇ。」

実『…こういうんは、…まだ家に居た頃散々仕事でやってたからなァ……ある程度作りはわかる。』

実弥の街は今で言う京橋の辺り。商人の街で栄えていたその街で育った実弥は小遣い稼ぎに物を治したりは慣れているのだろう。工具を扱う手元は随分とこなれていた。


「え、何でそれ壊しちゃうの!?」

実『お前仕様にするんだよ、黙ってろォ……。』


自分の緑の風車を分解して、の風車をそれに重ね合わせる。こうすれば単純に部品も倍で強度も倍になるだろ。と完成した仕様の風車を手渡すとは目を輝かせた。

「………お、おおっ!!!!」

実『ちいせぇ風じゃ回んねぇからな?
………その代わり、前のよりだいぶ丈夫だ。
デタラメな速度じゃなきゃ壊れねぇよ。』

それを聞いたは雪ではしゃぐ犬のように中庭を駆け回り始める。

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