第28章 幸せな日常

「やだ……ねぇ…っ…お願いっ……っ！！」

宇『…い”…！？…痛い痛い痛い痛いっ！！！』


もう拒否しないでくれ。と不安になったは__ギチｯｯｯ。と音がしそうな程天元の竿を握り込む。

最早助平とかどうでもいいレベルで痛い。


宇『か、顔と力が派手に合ってないっっ！！！！
お、おめぇら何で下がって傍観してんだよ！
止めてくれっ！！派手に握りつぶされるっ！！！』

「天元っ……嫌がら…ない……でっ！！」


助けてくれ！！本当に握り潰される！！と仲間にSOSを送る天元を2人は青ざめた顔で見下ろした。


実「い、痛みに…耐えろォ…宇随。
そんだけ握られりゃ出るもんもでねェだろォ。
……あ、安心だァ……。」

杏「……痛そうだな！！俺は絶対に嫌だっ！！」

宇「………て、てめぇら………。
………使い物にならなくなる前に
い”…ってぇから離してくれ！！…頼む、な？」


駄目だコイツら宛にならねぇ。と早々に見切りを付けた天元は何とか痛みを堪えつつの頭を撫でながらあやす様にお願いすると、数刻黙ったが__ポソポソとお願いをし始めた。


「………っ…じゃぁ…チューしてくれる？」

宇「…………よし、それは良いぞ！！！」

杏 実「「……だ…駄目だっ！！」」

宇「今更寄ってくんじゃねぇよ！！
ほら、。大人しく寝転ぼうなぁ♪」


接吻は止められていない。竿を握られるより…いや、寧ろソレなら大歓迎だ。と未だ竿を握りしめているを優しく押し倒して唇を寄せる。


「………んっ……ふっ………っ。」

宇「(あれ？コレ大人しくなるんじゃねぇか？)」


生憎、片手は竿を握ったままだが力は弱まった。それに、接吻に夢中で暴れる様子も無い。

もしかしたら接吻はこの地獄の様な状態の打開策になるのでは無いだろうか。そんな事を考えている天元と夢中で接吻するを実弥と杏寿郎は呆然と見つめる。