【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第10章 師範の気持ちと最強武器
義『けどな、鬼殺隊に入ったからには
そう言う考えも出来なくちゃいけねぇ。
それを分かって欲しかった。』
お前が皆命をかけて戦ってる。
なんて言うから…、
平気で命を人の為に捨てるんじゃねぇか?って
それは、ただの自己犠牲の精神だって
俺は伝えたかったんだ。
分かってくれるよな?その違いを。
そう言って泣きそうな顔でこちらを見るものだから
は ごめんなさい。と小さく呟いた。
柚『まだ分からないのなら、
他の人で想像してみなさい。』
「……………!!!」
もし、カナエさんが
後は任せたと、私の代わりに死んでしまったら。
本で見た煉獄さん。
皆を守り後輩に意志を受け継がせた最後は
本当にかっこよかったけれど、それは違うと、
貴方が生き残ってもそれは出来た。
貴方は人としても戦力として生きるべきだ。
と私は思った。
もしも、目の前の師範達が、
死にかけの私の怪我を治すために
命を投げ打ったら、きっと私は壊れてしまうだろう。
正解なんて無いし、どれも決意の上。
否定なんて出来ないけれど………。
「……死ぬほど…嫌です。」
鬼殺隊としての正解からも
人としての正解からも私は外れてた。
そして、
「………鬼殺隊としての自覚も
人としての決意も足りていませんでした。」
そう言うの目からはポロポロと涙が溢れていた。
柚『貴方は自分の事を二の次に考えすぎです。
自分が何を出来るのか、何のためになるのかを
鬼殺隊として見極め、決して1人で生きていないという事実を改めて考えなさい。』
義『分かんねぇなら、今みたいに
他人に置き換えてみろ。優しいお前なら
それをされたらどう思うか分かるだろ。』
その言葉にはグッと涙を堪え2人を見た。
「………私と居れば、どんな敵にも
勝てる様に己を磨きます。
守るのではなく、一緒にこれから先を歩んで
行けるように、その為の強さにします。」