【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
「……ねぇ、本当に。ヤバいからさ。
…ここから出ていってくれないかな。」
宇「……いや、そうもいかねぇんだよ。
お前…それ以上マジで動くんじゃねぇ。死ぬぞ。」
顔は伏せていて分からないが、声色は確かに辛そうだ。と天元が優しく話しかけながら距離を詰める。
「大丈夫…血圧は……分かんないけど
脈拍は……数え……つつ…動いてるから。」
宇「だから、それじゃ危ねぇんだよ。
息、上がってんじゃねぇか…。大丈夫か?」
だいぶ距離も縮んだ。
様子的に、暴れるわけでも無さそうだし一旦捕まえて様子を見ながら対処しようと天元はの腕を__パシッ。と掴んで顔を覗き込む。
宇「ほら大人しく………。」
具合を確認しようとした天元は目を見開いた。
「…………さわら、ないでっ…。」
宇「……こ、こりゃ…ド派手だな…。」
遠目からではわからなかったが、の顔は赤く上気していて息は荒く、瞳は潤んでいる。
そんな可愛らしい顔に天元が惚けていると、が頭を抱えて叫び声を上げた。
「………っ…う…。…あぁっ!!!」
宇『…っ………うぉっ!?』
叫び声と同時に__ビュン。と音がするほど素早い裏拳が天元に向かって降りかかる。
実「っぶねェっっ!!ぼさっとすんなッ!!」
杏「宇随っ!!!当たっていないだろうな!?」
実弥が天元の首根っこを掴んで引き剥がさなかったら惚けていた天元は胸元が抉れていただろう。
その証拠に掠った衣服が1箇所ちぎれている。