【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
「…………何でそんなに嬉しそうなんですか。」
ちょっと嫉妬してあんな事を口走ってしまった。あの甘ったるい口付けを他の人ともしていたのだろうか。そんな事を思うと、何だかモヤモヤする。
恥ずかしいやら気まずいやらで口を尖らせるを義慈は優しく撫でた。
義「……いや、滅茶苦茶嬉しくてよぉ。
妬いてんのか?なぁ……気になんの?」
「……………。」
口に出すのは恥ずかしいのだろう。義慈の問に___コクン。と遠慮がちに頷いたを義慈は力いっぱい抱きしめる。
義「っはぁーっ!!可愛いなぁお前!!
……しねぇよ、口付けは情が入っからやらねぇ。」
「…………そう…なんですか?」
腕の中の”予想外の答えだし半信半疑です。”という顔をするを義慈は愛おしそうに見つめながら、まるでカステラに蜂蜜をかけた様な声で話し出した。
義「おう……下手になってないか心配な位
だいぶ久々だわ。……それにもうにしか
触りたくもねぇ………必要ねぇからなぁ。」
その言葉を聞いて恥ずかしくなったのだろう。は顔を隠すように義慈の胸元へ__コツンと頭を寄せた。
義「……に触れらんねぇからよ。
仕方ねぇから、適当に抱いてただけだ。」
頭を撫でながらそう言った後、義慈は耳元へ口を近づけると目を細めて茶化すように呟く。
義「俺は寂しがり屋なんだ…知ってんだろ?」
そんな義慈の言葉を聞いてはクスクスと笑った。
「………本当…ズルい人ですよね義慈さんて。」
ずるい人だ、こんなに甘く囁かれたら嫉妬なんて出来やしない。そんな事を思うに義慈もクスクス笑ってからを腹の上に乗せるような体制でゴロンと寝転がる。