【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第10章 師範の気持ちと最強武器
柚『改良しようと、探るのもダメですよ?』
「……うー。」
貴方のことですから、
少しならと…と思い、何かしら
手を打つのは目に見えてるんです。
微笑みながら言う柚樹にはお見通しのようだ。
義『自分が死んだら元も子も無ぇんだ。
人の為になら自分は 何て考え方捨てろ。』
「皆、人の為に命をかけて
戦ってるじゃないですか。」
不服に思ったのか、は反論するが、
義慈はその様に眉を寄せ鋭い目で睨みつける。
義『良いかよく聞け。お前と周りは違う。』
その言葉には悲しそうに眉を下げる。
何時もならそんな様子に慰めをかける2人だが
今日はそうもいかないらしい。
義『お前は既に鬼殺隊随一の戦闘能力を持ってる。
いわば最強の武器だ。』
「………最強の武器。」
その言葉には目を見開く。
義『お前が居なくなることで出る損失は
そう簡単に補えないんだよ。』
柚『貴方が生きることが、鬼殺隊の戦力保持に
大きく関わるんです。』
鬼殺隊にとっての1番の貢献は、
自分を犠牲に仲間を救うのでは無く
仲間を盾にしてでも本気で生き残る事です。
柚樹が、そう言うと
同意の意を示すように義慈も頷く。
「そんな言い方……。」
わかっている。
第1優先は戦力を保持し鬼の親玉を滅殺すること。
そして、私の異常な強さはソレに役立つこと。
私が生きることで防げる被害も勿論あるだろう。
けれど……
義『不服か?流派の教えに背いてると思うか?』