【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
実「…嫌とかじゃ無いっすけど。
なんかこう……それの鍛錬とか無いんですか?」
支心流。今しがた”最強の流派”だなんて思ったのだ、全くもって不足はないが、自分が門下生だとしたらその手の鍛錬は全くもって受けていない。
強くなれるのならばに言ってみよう。そんな事を思う実弥を柚樹は目を丸くして見つめた。
柚「いや、いつもやっているだろう?
何を言っているんだい?」
実「………え?」
驚く実弥に構わず、柚樹は言葉を続ける。
柚「心を鍛えるのが支心流。型なんてない。
君達は随分と仲間想いに成長しただろ?
それが師範の伝える支心流だよ。」
実「…の伝える支心流…。」
支心流には型は無い。共闘の際の小技は幾つかあるが、どちらかと言えばそれよりも相手を思いやり、共に戦う者の心を震わせる。ソレが支心流の真髄。
特にの伝える支心流はそれに特化しているのだと、柚樹は語る。
柚「誰かの息が詰まった時は
わざと誰かと共闘させたり仲間同士の時間を
そっと作ったり、教えの中に沢山それが
詰まってると思うよ。気づきにくいよね。」
そう言われると思い当たる節がいくつもある。
自分ですら、仲間といる方が強くなれる。何て思考になっているのだ。否定などする事ができない。