【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
柚「そりゃねぇ…。
実は義慈はね、たった1人の僕の家族なんだよ。
ふふっ、すごく大切な弟なんだ。」
実「………え!?血縁者なんですか!?」
まさかの事実に実弥は目を丸くする。
そういえば、1度も苗字を聞いた事が無かった。
あまりにも似ていない。むしろ正反対の2人がまさか兄弟だったとは。と、口をあんぐり開ける実弥をみて満足気に笑った柚樹は似ていない理由を説明する。
柚「…。血縁関係はないけれど
苗字も同じだし、戸籍も正式に兄弟だよ。
僕が一個上だから一応、お兄ちゃんだねぇ。」
実「し、知らなかった……。」
柚「まあ、当たり前に見た目も性格も
似ていないからねぇ。今はも
家族だけど…。父が鬼に殺されてからは
ずっと2人だったんだよ。随分と特別な相棒だ。」
衝撃の事実に困惑していた実弥だが、柚樹の言った”特別な相棒”と言う言葉に__ピタリ。と固まった。
実「………。(俺…ソレ。したくねぇな。)」
唯一の家族、弟。実弥にとってそれは玄弥だ。
柚樹と義慈の関係性を決して否定はしないが、自分は玄弥を危険な目には合わせたくない。特別な相棒として共に鬼と戦うなど絶対にさせたくないし、したいとも思わない。
黙りこくってしまった実弥の頭に__ポスリ。と優しく手を置いた柚樹はあやす様に言葉をかけた。