【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第28章 幸せな日常
柚「僕は………誰かのっていうのに
実は妙に違和感があってねぇ……。」
_____が誰か1人のものになる。
何故か柚樹にはそれが想像出来なかった。
明らかに実弥と両思いだと分かっていても、何故だかソコに落ち着く想像すら全く出来なかったのだ。
柚「君達があの馬鹿みたいに硬い決意を
折ったのは正直ちょっと悔しいけど……。
結果、今の方が随分らしい。」
出来たら、あの頑なな壁を自分が崩したかった。
そんな気持ちはあるが、が『愛されるのは柄じゃなかった、私が皆を幸せにすんです。』と言った姿を見て柚樹は『あぁ、らしい結論だ。』と何故だか安心にも似た幸福感を感じていた。
柚「が幸せなら…僕も幸せだし。
……まあ、一緒に居られればそれでいいんだ。」
それに、が幸せで、尚且つ自分の傍にいるのなら”独り占めしたい”などという自分のエゴは随分チンケな物に見えてしまった。
そんな柚樹の結論を聞いた実弥は結局この人も、俺達と同じ結論に至ったのかとクシャっと笑った。
実「ははっ!!皆それに行き着くんですね。」
柚「うん、結局それになると思うよ。」
実弥の笑顔につられて柚樹は目を細めてそう言うと、茶化すような声色で言葉を続ける。