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【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】

第9章 その少女、嫌われる恐怖を知る


____________1分後

し『はい、1分経ちました。』

「ふへ~、痛かったぁ。」

カ『ふふ、お疲れ様。ちょっと確認するわね。』

そう言うと掴んでいた腕をそっと離して
傷口をマジマジと見つめる。

カ『ちゃん、傷口を見てご覧。』

そう言われ傷口を見るとは目を見開いた。

「…塞がりかけてる。」

し『え!?……ほ、ほんとだ。』

カ『1番外側が何故か広く傷付いていたから
そこは治って無いけれど内部はほぼ完治したわ。』

「…す!凄いです!カナエさん!!!」

カ『私じゃなくて、ちゃんよ。』

「私??」

カ『どうやら、ちゃんの筋肉は
力を入れる際に起こる収縮運動によって
切れてもくっつく特性があるみたいね…。
血管部分に関しても何かしらの効能が働いて
力を入れることによって傷が完治していく体質
なんだと思うわ。』

筋肉が人よりつきやすいのも
これが関係してるのかも知れません。


「確かに、筋肉は壊れて修復することによって
強くなっていくら理屈的には…そうなのかも。」

カ『恐らくそれがちゃんの特性なのよ。』

し『…そんなことが…有り得るのですか?』

「……。(デタラメだな、この体。)」


気持ち悪いって、思われたかな…。

そもそも、こちらの世界の人間ではないため
本人はあまり驚いてはいないが、
異様な物を見た時人はそれを気味悪がる。

鬼だってそうだ、例えば善良な鬼が居たとしても
鬼殺隊なら問答無用で切りかかるだろう……。

普通の人なら逃げ惑うだろう……。

言わば再生能力の様なこの体質。
まるで、鬼だ。



気持ち悪いって、嫌いって思われたくない。
私は…この2人に…………嫌われるのが怖い。


不安で拳をぎゅっと握っていると
鈴のような綺麗な声が耳に届いた。


カ『素晴らしい事よ。ちゃん。』
し『そうですよ!羨ましいくらいですよ!!』

目の前には笑顔の2人。


「…ふっ、ふぇえええ。」

その笑顔に安心しては声を上げて泣き出した。




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