【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「あー…。実弥の思ってる様な…そんな
初めてじゃないよ。……ちょっと良くないやつ。」
どうやら、予想は当たっていたようだ。
実『(誰だ?いや、その前に。良くないやつ。ってのは……………どういう意味合いだァ?)』
何だかんだ仲間内は阿呆のように競っていたので報告が無いというのは考えにくい。
誰だ?という追求も正直したいところだが、その前に”良くない初めて”というのはどう言う事だろうか。
そんな事を脳内でグルグル考えていると1つ、思い当たる節があることに気がついた。
実『お前まさか、その首元の傷…。
そういう事か!気疲れってのも怖いってのもそれの事か!?』
「ちっ違うっ!!(いや違く無いけど違う!!)」
違うと否定しているがそうだと仮定すると辻褄が合う。だとしたら、俺がすることはもう決まっている。
実『じゃァ、なんだって言うんだよっ!!
俺が刻んでやるから吐けッッ!!何を隠してる!』
こんなに大切にしている女が無理矢理何かされたのならどんな理由があるにしろ刻んでやる。
そう思い凄む俺には慌てて口を塞いできた。
「ま、まってまって、違うんだよ!!」
何が違うというのか。しかし、なにか訳があるなら言い分を聞いてやろうと、口を押えられた手をどかして__じっ。と顔を覗き込んだ。
「(台所で実弥が言ってた傷って猗窩座の付けた傷の事か。………童磨とは色々あったけど。うん。初めって事となるとまた話が変わってくるし……。)」
何も言わずに唸り始めた姿にため息を着く。