【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「………駄目っ…それ…んっっ……。」
実「……本当は…声聞きてェんだけどな。
俺、の声…好きなんだよ。」
どんどん溢れる声を本当は聞きたかった。
けれど、その声が他に聞かれる可能性がどうしても嫌で空いている方の手で口を塞いだ。
「……んっ………んんっ!…んっ……っ…。」
ビクビクッ。との身体が震えた。
くぐもった声と余裕のない表情。
恐らく、気をやったんだろう。
実『(コレで…合ってんのか?わかんねぇけど滅茶苦茶可愛い…。頭溶けちまいそうだ。)』
合っていたのか、心地よかったのか。
それすらもわからなかったけれど、目の前のこの光景は今まで見た中で1番綺麗だと思った。
そんな自己中心的な満足感を感じながら指を引き抜く。
実「………なァ。…痛くなかったかァ?」
「………っ…大丈夫………っ…。」
実「ゴメンな。…声聞かせたく無かったんだ。
…………苦しかったか?(…まずいなコレ…痛てェ。)」
ずっと見たかった姿を見れたのに何ひとつとして自分の身体は落ち着きがない。これでもかと上を向いた竿は最早痛みを伴って情けなく先が湿っているのが自分でも分かった。
けれど、これ以上は流石に負担になると俺は自分の気持ちを誤魔化すように首元に顔を埋めた。