【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「じゃ、じゃあ接吻したいっっ!!
嫌じゃないなら証明して見せてっ!!」
実『………な”っ!!』
突然馬乗りになり首元を捕まれ顔を近づけられる。
言っている内容は俺にとってはとても嬉しい内容なのだが、勢いがものすごい。
「ちょっとだけ…!!…駄目?」
首を傾げながら懇願するようにそう言われるが
俺の中の答えはもう決まっていた。
実「う”。…それじゃ終われねェから無理だ。」
物凄く応えたいのだが、絶対に歯止めが効かない。
「……無理なの?」
実『む、無理だ。(あ”ー、滅茶苦茶可愛い…。)』
「………そっか。(こんな誘って駄目とか…。)」
実「…あのな?嫌なんじゃねェからな?
怪我してんだから無理させたくねェんだよ。」
「うん。わかったっ。(…コレ絶対嘘でしょ。)」
この顔には覚えがある。
絶対に勘違いして捉えているし完璧に俺の言う”嫌じゃない”を信じていない時の反応だ。
実「…いや。お前、絶対意味分かってねェだろ。」
「わかってるもん。けどさ、接吻くらいは良いじゃん。ちょっと触れるだけで良いのに。」
実『す、拗ねんな。(頼むからこれ以上煽らないでくれ。狙ってんだろ、絶対コレ狙ってるよな!?)』
唇を尖らせてしょんぼりと下を向く。
時々やるこの拗ねた顔が俺はどうにも好きらしい。
柔らかそうな頬に小さめの唇、伏せた長いまつ毛。
なんではこんなに可愛らしく作られているんだろうか。そんなあほらしいことを考える。