【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第27章 不安と過去とそれから未来
「もうこれ以上、お互い揺らいでも
好きなのだから仕方が無いと思いまして。
いっそ、私が皆を幸せにしようと……。」
それだけ言い切って今度は真っ直ぐに2人を見つめる。
のこの顔は毎度おなじみ。
何かを決意した時のあの意思の強い表情。
「そもそも、愛されるよりも
皆を無理矢理にでも愛している方が
何だか私らしい気がして腹を括りました!!」
拳を握って迷いなく言い切ったを見て
2人は__ピタリ。と一瞬停止した。
柚「…よ…義慈…ちょっとこっちへ。」
義「お、おぉ…。言いたいことは分かるぞ。」
「…。(あ、ありゃ…流石にダメだったかな。)」
柚樹が義慈の手を引いて病室の隅まで連れて行き、しゃがみこんで__コソコソ。と話し出しす。
柚「…解除します。…もう良いでしょう。
何ですかあの顔は…溶けそうじゃないですか。
悪いですが僕はもうオマケ付きでも貰いますよ。」
大人になるまで。5年待ってから。そんな話をよく2人でしていたが、こうなったのなら話は別だ。
倫理的には色々と問題はあるが、
許されてしまうのならばもう良いだろう。と
柚樹はそう言いたいらしい。
義「な、何がどうしてこうなったのか謎だが。
そうだな………コレはもう良いってことだろう。
どうせ独占は出来ねぇなら飛び込むしかねぇ。」
どうも義慈もその意見に全力で同意のようだ。
そもそも止めていたのは柚樹なので、それを解除されたのならもう躊躇う理由は彼の中に無いらしい。
柚『恐らくですが性格的に周りに言われて
何かしら理由つけて納得したのでしょう。
………なら、無理矢理でもねじ込みましょう。』
義『…あぁ、言われなくてもそのつもりだ。』
穏やかではない”無理矢理でもねじ込む”と言う結論で同意した2人は異様な威圧感を纏って包帯だらけのの前に立ちはだかった。