【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「童磨…それは幻覚みたいなものなんだよ。
だから、お願い…そんな優しい顔しないで…。
私ちょっと馬鹿だから、本気にしちゃいそう。」
真っ直ぐこちらを見ながらそう呟いたの両頬を童磨はそっと包み込んで微笑んだ。
童『試しに、俺の傍に居なよ…。鬼にもしないし
殺したりもしないし、殺させたりしないから。』
「童磨に愛される人は幸せなんだろうなぁ。」
にっこりと笑うは誤魔化したつもりなのだろうか。それにしてはいささか意地の悪い言い方だ。悪気は無いのだろうが、本当に意地が悪い。
童『…本当に馬鹿だなぁ。
話題逸らすの下手すぎるよ。』
「う、ごめん。苦手なんだよそういうの。」
童『それも…。可愛らしいよ。』
この下手くそな言い訳も可愛らしいと思うのは、どう考えても異常事態だと思う。
心底阿呆らしくも思うが、否定しても仕方がない。
童磨はため息をついて最後に_ぎゅ。とを抱きしめてから、いつもの顔を取り繕った。
童『……湯につけた手ぬぐい…いる?』
「う、うん。お願いしようかな。」
そらから、身体を軽く拭ってからは何事も無かったかのように童磨の元を去っていった。