【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「私は心を無理矢理捲られて
随分と生きるのが楽しくなったから。」
だいぶ無理矢理だったが
今はそれに本当に感謝しているし
日々楽しいと、皆が愛おしいとそんな風に思う。
この幸せを 人を救うことが使命と言う
この鬼にもほんの少しわかって欲しい。
「…童磨の全部教えて欲しいな。
私は、童磨にとっても興味があるんだよ。」
童「……何で…俺なんだい?」
何で俺なのか? と
心底不思議そうに聞いてきた童磨に
思わず が笑ってしまったのは
あまりにも 邪気 がない顔だったからなのだろう。
「感情を知って戸惑う童磨が
昔の自分に似てて…何か悲しくなったの。」
この純粋な興味を否定しないで欲しい。
戸惑わなくていいんだよ、大丈夫だよ。
そんな思いが童磨に伝わったら
自分は心底幸せな気持ちになれるのだろう。
「童磨、私も救ってよ。
お陰様で私…鬼のこと恨めないんだから。」
これは明らかに自分よエゴなのは分かっている。
だから、いっそソコは認めて
彼が唯一自分から動くであろう 救うこと に
関連付けて 無理矢理 心を捲ってやろう。
そんな思いを乗せて放ったの言葉に
童磨は首を傾げてから自分なりの返答をする。
童「…んー。…君を喰えってことかな?」
僕に救いを求めるのならそうなるよ?
とに問いかけると
ワタワタと分かりやすく焦りだして
は必死で言葉を言い放った。
「え”っ、違うって。空気読んでよ!!
ここは、こう感動的なシーンだよ!!」
童「その言葉君にだけは言われたくないなぁ。」
結局、童磨は笑ってしまった。
問い詰めて何かしら吐かせるつもりだったのに
この間抜けな顔を見てしまうと
もう何でもいいか。などと楽観的になってしまう。