【鬼滅】硝子玉 。柱には師範が居たらしい。【逆ハー救済夢】
第26章 命懸けのかまかけごっこ
「…っ…。(………ヤバいな…流石にヤバい。
嘘八百で巻けるか…いや、巻くしかないか。)」
何か無惨の興味をそそる事…。
自分を殺さない…鬼にしない理由になる事を
は必死で考えて 最早賭けともとれる
暴論を無惨に対して投げつけることにした。
「……青い彼岸花!!…お探しですよね?」
無惨「……!?…何故ソレを知っている!!」
目を見開いた無惨は__ボトリ。と
を床に乱雑に落としてから
尖らせた触手の先端を額に突きつけた。
たらー。と額から血がたれるが
まるでそれには気がついていないかのように
振る舞いつつ、は淡々と話し始めた。
「…………貴方が…産まれた時…まだ彼岸花は
日本には存在しないはずです…そして時代から
考えて渡来人…又は陰陽師…が貴方に処方した。
………それは違いますか?……その件について
私は所見を持っております…お役に立てるかと。」
怯える様子もなく じっ。と無惨の目を見ながら
何とか自分に利用価値をつけようと
なるべく動揺を見せぬようは語る。
あとは”今鬼にしない理由”を付け加えよう。
そう必死に頭を回すが、顔色を変えず
声色も変えずにまた淡々と事実のように
何とか絞り出した鬼にならない可能性を告げる。
「いま、私がこの場で鬼になれば
この記憶も消えるやもしれません…。
しばし、お話する時間を頂けませんか?」
最後に 額に突きつけられた尖った触手に
触れ、それを自分の喉元にくっつける。
まるで服従を示すかのようなその仕草に
無惨は一瞬目を見開いたが
すぐにまた見下すような目線を送った。