第25章 強化合宿はじめます

「(静かな杏寿郎は他の人に見せたくない。)」




何にせよ 1番 外の女性と関わりのある杏寿郎は
既に抜群に モテるらしいので…。

あのかっこいい姿は正直露見させたくない。


こんな感情を抱くのは良くないし

普通になら交友関係を広げて欲しい。
と本当にそう思うのだが………。






「(あんなの見たら夢中になっちゃうよ。)」






度々、自分でも忘れるが…
私の精神年齢は30オーバーだ。


しかも、この身体では未体験だが
経験的には大人の自分がこんなに
クラクラする程 色気を感じている。


本当に純粋な子ならば人生を捧げかねない。


けれど、譲る気もさらさらないので
何度か前の身体でした事のある…あの
…ものっすごく、めんどくさい
女の泥掛け試合をしなければならない。


あの頃は執着など誰にもしていなかったから
体良く逃げ切っていたが、今はどうだ……。

残念ながら離れることなど出来ないだろう。
それこそ閉じこめてでも離れたくない。