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君だけ欲しい【気象系BL小説】

第2章 君色に染まらせて



>>>翔side


収録の合間の楽屋で何時も新聞ばかり読んでいる櫻井は珍しく雑誌と睨めっこしていた。
櫻井の手に取った雑誌には白物家電の紹介がズラリ。片手にボールペンを持ち買うか検討中の商品にチェックを付けていく。
智くんが何時もタッパーで炊いた米を持ってくるから炊飯器は絶対だろ?あと、うちには電子レンジしかないからオーブンと給湯器とかミキサーあったら智くん喜ぶかな?


メイクさん「櫻井さんが家電雑誌なんて珍しいですね」
翔「ああ、これ?はは、そうなんだ。ちゃんと自炊しようと思ってね」

そう答える櫻井の声色はどこか楽しそうだ。

メイクさん「自炊ですか〜!お忙しいのに偉いです」
翔「ありがとう。俺もちゃんと料理出来るようになるといいんだけど…笑」

殆ど智くんの為だったけどそんな事言える筈もなく。でもまあ自炊出来るようになりたいっていうのは強ち間違ってない。今度仕事が早く終わった時は智くんと買い物に行こうかな?と新しい予定を立てて櫻井は収録現場へと向かった。
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