第41章 *花の香りのする方へ竈門炭治郎 ☆
それからの事はよく覚えてない。
気づいたらの隊服を破り捨てて、嫌がるを押さえつけ、暴れ始めたの頬を打った。
それを何度か繰り返す内には大人しくなって、
やっと、俺の愛情が伝わったんだとの体を抱き寄せて
お互いを繋いだ。
「は勘違いしたんだ…冨岡さんがαだから、だから発情を押さえるため相手したんだろ?大丈夫、俺は全てわかってるから…
最初からこうすれば良かったんだよな…俺がうじうじしていたから…と運命の番なのに、苦しい思いさせてごめんな」
『っひぃ…あっあァった、たんじろぉっああっ!』
の中は温かくて、優しく俺を包み込んだ。彼女は俺の事が好きだから、きっと受け入れてくれたんだろう。
それに応えるように、の気持ちいいところを探しながら
突き上げていると、ある1ヵ所を掠めた途端の声が甘く響く。
『っひゃっ…あああっ…そこはだめぇっああっ』
「ここか?ここがイイんだな?
気持ちいいなら素直に言うんだぞ?ちゃんと気持ちよくしてあげるから…」
の声が響く室内に、
俺との体液が混じり合う音と、パンパンとの体に打ち付ける音が響く。
そして、その中に濃厚な甘い匂いがこの部屋に充満して、酷く酔いそうだ。
の体を反転させ、項を曝け出す。
嫌がるを押し付けて、力で捩じ伏せてから
匂いに惹かれるように首筋に犬歯を突き立てると、また違った香りが彼女から発せられた。
やっと繋がったのだ。
これで彼女は俺なしでは逃げられない。見えない首枷を彼女にはめたのだ。
絶望した感情の匂いがするけれど、気にならないほど俺は悦びで心を満たしていた。
まだ彼女が足りない。
軽く達した彼女の腰を掴み、また際奥へ突き上げるようにと腰を動かした。
もう誰の目にも触れさせないと、彼女を想いながら。