第31章 *雁字搦めの蜘蛛の糸(時透無一郎)
そんなの反応に口角が自然と上がる。
潤った蜜壷にはち切れそうなほど膨れ上がった一物を宛がい上下にゆっくりと動かせば、欲しいと強請るように更にひくひくとひくつかせた。
「欲しいでしょ?ほら、言いなよちゃんとあげるからさ」
『っ……』
「それとも、やめてほしい??
言わなきゃ…僕、わからないよ」
時透はわかっているのに敢えて言わせようとしている。
震える唇から自分を求めている声を聞きたいからだ。
も心では拒絶しているのに、散々とろかされたソコは今もなお疼いて気がおかしくなりそうだった。
『…欲しいです…』
「何が?」
『っ……時透様の…』
「だから、何が欲しいのか具体的に言いなよ」
『…お…ちん…ちんが…欲しいですっ』
羞恥で顔を赤くさせながら、言葉を発するを抱き抱えるように体を密着させ、ずぷりっと一物を濡れた膣内の中へと押し進めた。
相手が初めてなのに、抑えがきかない。
最初は優しくするつもりだったのに、の顔で理性が飛んだ。
最奥へと貫いた瞬間、処女膜も破れたのかぶちぶちっと音が聞こえた気がした。
だけど、気にしない。気遣う余裕なんてそんなもんはどこにもない。